高校生になるとアルバイトをする子どももいると思います。
早くに社会に出たい子
欲しいものがあるからお金を貯めたい子
家庭事情からアルバイトが必要だと感じている子
それぞれに理由があると思います。
私は高校生にはアルバイトをしてもらった方が良いと思っています。
部活動に参加するのも大事ですし、バイト経験も大事だと思っています。
特に発達障害がある子どもには早くに仕事をするという経験があると良いと思っています。
発達障害グレーゾーン高校生がアルバイトに行くときに家族ができること
なぜバイト経験が早い方が良いのかという理由はいくつかあります。
・失敗しても良い経験になる
・適性を考える材料になる
・お金を稼ぐことを知ることができる
早めに社会経験することで今後の方向性を考える材料になるという意味でも
良いと思っています。
短期間でも良いのでアルバイトの許可が出る学校に通っている場合は
挑戦してみると良いと思います。
今後はどのような形になるか分からないですが、
働くようになることは想定できます。
新しい環境に入る時に大きく不安を感じる子どもも多いため
『働く』ことがどんなものかを知るためにもアルバイトをすることは良い方法です。
そうは言っても学校と違ってフォローすることができないため
心配があることは事実です。
子どもがアルバイトをしているので気を付けたポイントをご紹介します。
アルバイトを始める前に子どもに伝えたこと
①学校とは違うので何でも教えてくれるという前提を変えること
→分からないことは言ってくれるのを待つのではなく自分から質問する
②金銭が関わるため書類等を自分で書く必要がある
→住所氏名などを提出する書類やバイト代を振り込んでもらう口座の連絡など
③サービス業の場合は理不尽なことを言ってくる客もいるということ
→自分の常識が通用しない
話をした時点で全てを理解してなくても
実際に体験することであの時に言っていたことはこういうことかと
理解できる場合があります。
アルバイトを始めてから子どものサポートしたこと
我が家の子どもはうっかりミスが多いので
バイトのシフトを間違えたことがありました。
今後は間違えないようにするために親子で一緒にスケジュール管理をしています。
必ずシフト表を写真に撮り、一緒にスケジュールアプリに登録して
何度も時間を確認しています。
また実際に働いてみてどういうことで困ったりミスをしたかという話を
子どもがしてくれるので、どうしていいか分からなかった場合、
次はどうしたら良いか私が分かる範囲でアドバイスをしています。
アルバイト代の管理
アルバイト代は子ども名義の口座に入金されるので
本人にキャッシュカードを持たせて本人が管理しています。
お金の使い道に関しては
基本的には口出しをしないようにしていますが、
全てを使うのではなく少しはためるように伝えています。
実際は入金されると残高が増えるのが嬉しいらしく
自分の口座からはあまり出金しないようにして小遣いの範囲で遊んでいます。
残高を見せるようにとは言っていませんが、
バイト代が入ったら残高を見せてくれています。
アルバイトを辞めたいと言った時
できれば続けて同じ場所でアルバイトをした方が良いのですが、
子どもが辞めたいと言った場合はどうするのが良いのでしょうか。
まずは理由を聞きます。
理由を聞いて子どもの意思を確認したら辞めさせて良いと思います。
バイト先が合わないこともありますし、仕事が自分が思っていたのと違うという場合もあるでしょう。
バイト経験は次に生きてくると思いますので
子どもが辞めたいと言ったら辞めて良いと思います。
最後に
子ども本人の強い希望があり、アルバイトを始めましたが、
学校ではできないようなたくさんの経験をしてきました。
ツラい思いもしましたし、
恥ずかしい思い、
嬉しい思いもありました。
その全てが子どもの経験値となっています。
アルバイトをするようになってから
働くことの意識にも変化がありましたし、
お金をもらったら嬉しいし、思っていたよりも働くことは大変ということも
理解できたように思います。
アルバイトを禁止している学校もあるので規則違反をしてまで働く必要はありませんが、
許可をもらえるならチャレンジしてみると
卒業後の進路のヒントにもなると思っています。
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