発達障害グレーゾーンの高校生は人の気持ちが分からない?

発達障害グレーゾーン
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発達障害の人は他人の気持ちを理解することが難しい

発達障害の人は他人のことを考えない

そんな言葉を聞いたことがある人もいると思いますし、私も何度も聞いてきました。

悪気がなくても言葉にすればその人に刺さることも考えずに
人をジャッジする人が多い職場ではよく聞く言葉ですし
それが差別的な意味を含んでいることも多いです。

業務に支障があったことも見たことがあります。

だからこそ子どもたちが成長してきた今、知っておきたいことです。

実際のところはどうなのでしょうか。

一般論とは少しずれるかもしれませんが、
我が家の子どもたち(発達障害グレーゾーン)の様子を見て思ったことをまとめてみます。

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発達障害グレーゾーンの高校生は人の気持ちが分からない?

結論から言うと『他人の気持ちを考えるまでの余裕がなく、また想像力に乏しいため深く考えることが難しい』

私が子どもの様子を見ていて思ったことです。

他人に関心が薄いという側面もありますが、
正直なところ、そこまで考える余裕がないというのが現状です。

発達障害の人は生きてるだけで疲労困憊しています。

そんなタイトルの本がありますね。
まだ読んでいませんが、機会があれば読もうと思っています。

定型発達の子どもたちがスキップしながら簡単にできることも
発達障害グレーゾーンの子どもにとっては息を切らして全力でやらないとできないこともたくさんあります。

そのため、学校に通っているだけでも疲れ切って帰ってくることも多々あります。

高校生になれば部活をしたり、アルバイトをしたり忙しい子が多いと思います。

目の前のことで手一杯なんです。

自分のことでいっぱいいっぱいの時には
他人の気持ちを気遣ったりすることが難しいことは定型の人にも分かると思います。

そういう状況がデフォルトなんです。

自分が生きることで手一杯の上に、

発達障害の特性として想像力が乏しい人が多いと言われています。

相手の立場に立って考えてみるという言葉がありますが、
それがとても難しいのです。

子どもが小さい頃(小学生)に聞いてみたことがあります。

『相手の立場になったらどう思うかな?』

その時に答えた言葉は
『その人じゃないから分からない』と言いました
当時は考えることすらできなかったと思います。

「発達障害の人は他人の気持ちを理解することが難しい
発達障害の人は他人のことを考えない」

これはある意味、当たっていると思っています。

ただ、誤解されたくないなと思うのは
『他人を理解する気持ちがないわけではない』という部分です

人の気持ちを考えたり理解しようとしてなかった子どもたち(現在、高校生)は
今はどうかというと

少し面倒に思うことは相変わらずありますし、
他人に対してあまり関心がないという部分は変化がありません。

それでも自分と他人は違うし、人それぞれ意見があったり思うことがあるということは
理解しているように思います。

他人の立場に立って気持ちを考えるということ

そのように人の気持ちを理解しようと思えるようになったきっかけは
いったい何だったのだろうかと思って

子どもの成長してきた様子を思い返していて気付きました。

それは外からの情報がきっかけだったと思っています。

小学校の高学年頃からはよくアニメ映画を観ていました

当時から今も子どもがはまっているのが『名探偵コナン』です。

コナンでは推理するのがストーリーのメインではありますが、
魅力的な登場人物が多いのも特徴ですよね。

メインのように活躍するキャラたち、
怪盗キッド、服部平次、安室透、赤井秀一など個性的なキャラがたくさんいます。

特に安室透と赤井秀一の立場の違いって難しい部分があると思います。

キャラにはまったことで本を何度も読み返し
それぞれの立場があるということを理解したようです。

特定の作品が好きになることで
深堀を始めると意外と面白いということに気付いたようです。

最近では、マスカレードホテルなどの映画にも興味を持ったり
少しずつ視野が広がってきているように思います。

確かに発達障害の特性により
人を理解することは上手くできてない部分はあると思いますが
フィクションの作品にたくさん触れることで、
現実でもそのように人の気持ちを考えることができるようになってきたというのは
子どもの大きな前進だと思っています。

最後に

日々、精一杯生きている発達障害グレーゾーンの子どもたち

決して他人を蔑ろにする気持ちを持っているわけではありません。

一部分だけを見て判断され誤解されることも多いしその理由も分かります。

でも、それだけが全てではありません。

人を大事に思う気持ちも持っていますし、理解しようとする気持ちもあります。

理解できないことを正当化するつもりはありませんが、
何も考えずに人の気持ちを理解しようとしてないだけと言われるのは
親としてはツラいと思う気持ちはあります。

そういうことも含めて発達障害グレーゾーンの人たちの生きづらさや
特性をもっと多くの人に知ってもらうことができれば
子どもたちの生きづらさは少しでも良くなってくるのではないかと思っています。

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