多くの発達障害グレーゾーンの人はとても繊細な心を持っています。
ある程度子どもが成長してくるとその過程の間では
親には言わないような辛いことも経験していることが多いです。
できないことや苦手なことも多いため
周囲の同級生と比べてしまって
どうして自分はこんなに何もできないのだろうかと
いうことを幾度となく経験していることが多いです。
そのため、『自己肯定感』がとても低い子どもが多いです。
自己肯定感が低い子どもが親とのかかわりの中で少しでも自信を持ってくれる方法、
親を信頼してくれる方法についてまとめてみました。
発達障害グレーゾーンの子どもから信頼してもらえる親になるには何をする?
発達障害があるとかないとか関係なく信頼する人というのは
自分自身を認めてくれる人であることが多いと思います。
特に近い関係性になればなるほどその傾向があると思っています。
発達障害グレーゾーンの子どもから信頼される親になるには
『本人を人として認める』ことが大事だと思っています。
テストで良い点数を取った
学校を休まず登校した
家の手伝いをしてくれた
そのように何かをしてくれたから子どもをほめたり認めたりするというのは
案外プレッシャーになるものなんです。
テストで良い点数を取った→次も同じように良い点数又はさらに良い点数を取らないと
認めてもらえないというのは本人にとってはプレッシャーになります。
得意なことが少なく、周囲から遅れがちな発達障害グレーゾーンの子どもの場合は
『できない』ことに対するコンプレックスが大きい場合があります。
そのため何かができたから認めるという方法は
子どもの性格にもよりますが、逆効果の場合が多いと思います。
私も子供が小さい頃に試してみたことがあったのですが上手くいきませんでした。
では、具体的にはどうやったら良いのかが気になりますよね。
小さい頃の話から始める
赤ちゃんの頃や、まだ幼かったころの話をたくさんしてあげると良いです。
できなかったことができるようになった話
今となっては笑える話
失敗した話
外出した話
などなど子どもがもう覚えてないような話を聞かせてあげましょう。
〇〇へ行ったときに、△△△ということがあったなど
具体的なエピソードを交えながら話をしてあげます。
そこで伝えたいことは内容ではありません。
子ども自身が覚えてないけれども、多分可愛がってくれているからこその
小さい頃のエピソードだと気づいてもらうことです。
発達障害グレーゾーンの子どもは親からも大事にされてないと思い込む場合があります。
事実かどうかは別としてちょっとしたことから勘違いをして思い込む場合があるみたいです。
そこで、動物園や水族館など子どもが喜びそうな場所に連れて行ったということが
写真とか話から分かったら『もしかして大事にされているの?』と
改めて気づくことがあるみたいです。
子どもにとってはまだまだ世界が狭く
家と学校が生活のほとんどを占めています。
なかなか気づいてなかったけど家ではちゃんと大事にされているんだということを
実感してもらうきっかけの一つとして昔の話をしてみると良いでしょう。
親の失敗エピソードを話す
子どもにとっては親は完璧でなんでもできると思っていることが多いです。
しかし、親だって一人の人間なので
失敗やミス。恥ずかしい話だってあります。
そういう完ぺきではない部分を子どもにも見せてあげましょう。
子どもの頃の失敗談や、大人になって恥ずかしい思いをしたという話をすることで
大人だって完璧ではなくて失敗したりするんだということを理解します。
完璧超人という人がいないということを知っていても
目の前にいる人は完璧に見えるということはよくあります。
親もたくさん失敗して色々と後悔していることだってあるものです。
そのような人間味のある部分を子どもに見せてあげましょう
人間は程度の差があってもみんな未熟者であることを伝える
知識として知っていても視野が狭くなっている時には見えないことを
言葉で伝えてあげましょう。
人間はどんなにすごい人だって完璧ではなくて未熟なんです。
ものすごく優秀は人でもできないことはあるし、それが普通だと。
子どもの世界はまだ小さくて狭いので
どうしても視野が狭くなりがちです。
それは当然のことですが、そのまだ狭い視野をさらに狭めてしまうのが
子ども自身の思い込みだったりします。
その思い込みを少しだけ緩めてあげることができれば
子ども自身もぐっと楽に生きられるようになります。
子どもの話をしっかりと聞く
子どもが親の話を聞く耳を持ってくれるようになったら
次は子どもが親に話してくれることをしっかりと聞くようにします。
発達障害グレーゾーンの子どもは自分の思いを言葉にするのが苦手だったり
面倒だからと省略してしまいがちです。
それは家族間では良いかもしれませんが、
学校や社会に出た時には余計な誤解を生む可能性が高いので
今のうちから言葉にする練習をしておいた方が良いです。
話をちゃんと聞こうと思ったら
気長に待つ必要があります。
どんなに話が回りくどくても長くても最後まで聞くようにします。
親がちゃんと話を聞いてくれることが分かったら
子どもはたくさんのことを話してくれるようになります。
話を聞く時には必ず、ちゃんと最後まで聞きます。
話を途中で折ったり、否定するようなことは言わないようにします。
子どもから色々な話をしてくれるということは
親に対して信頼しているという証拠になります。
子どもは信頼している人にはちゃんと話をしてくれるのですが、
親子だから大丈夫は通用しません。
思っていることを話せる環境を作り上げることはとても大事です。
話す場所を作ることで
子ども自身のアウトプットにもつながるため
自分自身が考えていることを整理するチャンスにもなります。
否定しないというのは大きなポイントですが
なんでも良いと思うと答えるのも少し違います。
子どもの話は否定せず、こちらの意見は言うようにします。
そういう会話を増やすことで
反対の意見を言われたとしてもすぐに『否定された』と誤った認識を持つことが減るようにします。
仮に意見を否定されただけであっても
発達障害グレーゾーンの子どもは『自分自身のすべてを否定された』と勘違いすることがあります。
だからこそたくさん話をすることで
違う意見があることは普通で、反対の意見を言われたとしても
それは人間性そのものを否定しているわけではないということを
経験を通じて体験しておいた方が社会に出た時には役に立つと思います。
最後に
私の失敗経験から子どもの信頼を得るまでに試してみた結果をまとめてみました。
私自身はとても口うるさく子どもにいろいろと口出しをしたため
子どもから全く信頼してもらえない時期がありました。
しかも反抗期と重なったため
とても大変な思いをしました。
そこで、まずは子どもから信頼してもらえる親になろうと
今までの行動や言動を反省し、今までとは違うことをしてみました。
結果、今現在は
子どもからはある程度、信用されていると思います。
進路に関する相談や、学校のことなど
色々と話してくれるようになっています。
参考になればと思います。
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