発達障害グレーゾーン中学生がイライラしている時に親ができることは?

発達障害グレーゾーン
スポンサーリンク

発達障害グレーゾーン中学生は上手く気持ちを表現することが苦手だったり、
気持ちをコントロールすることが難しいことが多いです。

そのためか、
イライラしたり、不満を持っていることも多いです。

また、ある程度社会性が発達しているので
学校や外で見境なく暴れたり、暴言を吐くことは少ないようです。

という事は
家でぶちまけることが多いということにつながります。

気持ちを上手く表現できないため
リラックス家ではとりあえず出し切ってくるのですが、
家族はたまったもんじゃありません。

ですが、そのぶちまける感情を我慢させてしまうと
良い方向には行きませんので
我慢せず気持ちを出すことは大事ですし、今後につなげるためにも
必要な事です。

では、発達障害グレーゾーン中学生がイライラしている時に
家族や親はどういったことができるのでしょうか。

スポンサーリンク

発達障害グレーゾーン中学生がイライラしている時に親ができることは?

感情が高ぶっている時は
どんな声掛けをしても子どもに届かないことの方が多いです。

段階を経て気持ちが落ち着いた頃に解決策やどうしたら良いかを考えてみます。

感情を出し切る

発達障害グレーゾーン中学生は精神的に落ち着いている子どもに比べて
イライラしたり怒ったりすることが多いです。

その理由は私の個人的な推測ですが、
キャパシティが狭いことだと思っています。

許容範囲が狭いため、他の子どもが怒らないような些細な事にも
大きく反応することがあります。

さらっと流せば良さそうなことにもいちいち反応して
イライラして怒ってしまいます。

そこを子どもに指摘しても
気持ちをコントロールしたり感情を落ち着けることが難しい子どもの場合は
意味がありません。
むしろ逆効果になって怒りが増長してしまいますので
怒っている時には指摘はしない方が良いです。

怒っている時は息継ぎする間もないほどの勢いで
自分の気持ちのみを一方的に吐き出してきますが
ある程度で良いので聞いておいて
出し切ってもらいます。

そこで『どう思う?』と聞かれた場合は、
子どもの気持ちを優先するのではなく、思ったことを素直に言います。

子どもから聞いてこない場合はその時点では聞くことのみで良いです。

もしかしたら子どもは驚くかもしれませんが、
しっかりと丁寧になぜそう思ったのかなどを説明します。

リラックスさせる

ある程度、気持ちを出し切ったら少しだけ落ち着きますので
話を掘り下げる前に温かい飲み物を飲ませたり
お腹が空いているようであれば、ご飯を食べさせます。

そして一度さらっと話題を変えて
関係ない話などを少しするとクールダウンできます。

気分転換に外食しても良いでしょう。
場所が変わることでぐっと落ち着く場合もあります。

本音を探す

中学生の子どもが落ち着いたと思ったら
怒っていたことやイライラしていたことについての
子どもの本音を探すために
少し掘り下げて聞いてみます。

・子どもがなぜ怒っているのか?
・怒っている理由は一方的な思い込みではないか?
・何がどのように気に入らないのか?
・本当はどうしてほしかったのか?

いきなり本音を言いませんし、言いたいことをマシンガントーク並みに
しゃべり倒します。

そのため、子ども自身もなぜどのようなことに自分が怒っているのかという
本音に気付いてないことが多いです。

子どもの本音はすぐにたどり着けないことが多いので
角度を変えていろいろと質問して聞き出さないと分かりません。

一日で一気に掘り下げようとすると
子どもの方が責められていると感じてしまう場合があります。
子どもは自分が悪いから責められていると思うと
心を閉ざしてしまう
ので、何日かかけて聞き出しても良いです。

親の意見や思いを伝える

子どもが怒っている時に注意した方が良いポイントがあります。

それは、子どもが一方的に思い違いをしている可能性があること。です。

発達障害があるとかないにかかわらず
子ども同士のケンカでも大きな原因になりますが、
『勘違い』がないかを確認しておくと良いです。

子どもが怒っている時、
勘違いや思い違いがないかを見つける必要があります。

その検証なしに親も一緒になって怒ってしまうと
解決への道のりが遠くなってしまいます。

そういう部分がないかを確認してから
子どもに親がどう思っているかを伝えます。

親や大人の立場からという意見と、
親が子どもの立場だったらという意見が違う場合は
どちらも伝えると良いです。

怒っている子どもは自分の意見が全て正しいと思っている場合が多いので
他の意見があるということを知ってもらう必要があります。

誰かの意見だけが100%正しいという場合は割と少ないことが多く
他の考え方もあるというこを子どもには体感してもらった方が良いです。

そういう経験を繰り返すことで
イライラしてしまっても、落ち着いて冷静になる時間を作っていけるのではないかと
考えています。

解決策や対応策を考える

子どもが怒っている内容に対して
解決策が必要かどうかを考えます。

放置することで子どものイライラが収まらないようであれば
何かしら解決策が必要になってくると思います。

イライラしている原因を取り除くことができるのであれば取り除きます。

発達障害グレーゾーン中学生はイライラしていると
感情が高ぶってしまうので自分で解決策を考えることが難しいことが多いので
周囲から見て、何か対応することが必要だと判断した場合は周囲の大人が対応をしましょう。

放置するとずっとイライラしたままになります。

何度も同じことでイライラする場合、
自分で行動に移したり、解決策を考えることができてない証拠なんです。

大きくなってきたから自分で考えて自分でするだろうと思っても
自分ではできないことが多いので
同じことを何度も繰り返し、同じことで何度もイライラしてしまいます。

中学生という難しい年ごろというのもありますが、
イライラすることでパワーを使い切って、次のことを考えることまで至りません。

キーってなってイライラしてふて寝して
また次に同じことをします。

大人から見たら、なぜ解決策や対応を考えなのか?と思いますが、
それができないことが多いのです。

そのため、周囲から何かしらの働きかけが必要だと思います。

子どもと解決策を考えることが一番望ましいのですが、
できる状態ではない場合は、周囲の判断で対応しましょう。

ただ、今後のことを考えると
やはり解決策や対応策を自分で考える習慣を身に付けさせたいものです。

そこで、子どもの状態を見て、
親はこのように思ったのでこういう判断をした。
そして、こういう解決策や対応策を考えてやってみた

ということを事後報告で良いので子どもに伝えます。

そういうことを何度も繰り返すことで
子どもにイライラした時にはただイライラして不満を周囲にぶつけまくるのではなく
その理由や原因を考えて、何か行動に移すことが大事だという事を伝えます。

すぐに解決策が見つからない場合もありますし、
対応が必要ではない場合もあるので、臨機応変に対応するのが良いです。

最後に

発達障害グレーゾーン中学生がイライラしたり不満を抱えている時、
解決策がすぐにできるものであれば、ササっと対応してしまいましょう。

発達障害グレーゾーン中学生はイライラしている時、
そこから動けなくなってしまう場合が多いです。

時間はとても貴重なものなので
周囲の工夫などで解決できる時は
子どもに任せるだけではなく、周囲で対応してしまいましょう。

そして少しずつ子どもに任せられるように
徐々に子どもにも考えてもらい、解決策を見つけてもらうようにしたいものです。

★関連記事★
発達障害グレーゾーン中学生のメンタル面でのサポートは?

コメント

タイトルとURLをコピーしました