発達障害グレーゾーン中学生になぜ映画鑑賞がおススメ?

発達障害グレーゾーン
スポンサーリンク

映画は娯楽の一つですが、
発達障害グレーゾーン中学生にはとても良い効果を与えてくれるツールなんです。

興味のある作品を見るだけで良いのです。

映画の良さは作品を臨場感たっぷりに伝えられるところです。

最近では、3Dや4Dなどテーマパークのアトラクションのように
座席が揺れたり、風が吹いてくるなどの効果を感じられるような
面白いものもあります。

大画面で観る迫力や音響効果などもあり
映画は面白いですが、どこら辺が発達障害グレーゾーン中学生に良い効果があるのでしょうか。

スポンサーリンク

発達障害グレーゾーン中学生に映画がおススメな理由は?

発達障害グレーゾーンの子どもに映画を観るのがおススメというのには
いくつか理由があります。

本を読むのが苦手という子も多いですよね。
活字を目で追って黙読するのが苦手でそのために物語を読むことが
少ないということもあります。

その点、映画だと2時間くらいでストーリー展開が分かりやすく
視覚にも聴覚にもダイレクトに響きます。

連続ドラマなどであれば、前週のストーリーを忘れてしまうこともありますが、
映画でしたら1つの作品でたいていは完結されます。

一度見て分からない部分があったとしても
何度か繰り返して見ることでストーリーも登場人物の関係性なども
分かってきます。

それからノベライズ版を読んでみても良いです。

映画をたくさん見たら良い理由は?

映画を観ることで得られるものはたくさんあります。

・いろいろな人の人生を体感できる
・一つの作品に色々な考え方をする人がいるので
 それぞれの立場を見ることができる
・文字よりも視覚からの刺激の方がインパクトに残りやすい
・良い作品は何度見ても面白い
・登場人物に気持ちを寄せることができる
・自分の考え方が全てではないことを知ることが出来る
・憧れの生き方が見つかるかも

作品そのものを純粋に楽しむことはもちろんですが、
物語があり、登場人物の心情が分かるような描写が多い場合
子どもが面白いと感じた場合は、感情移入することもあるでしょう。

感情移入できるような作品にたくさん触れることによって
人はみんなが同じ考え方を持っているのではないということを
子どもに理解してもらえたら良いです。

どんな映画がおススメ?

大前提として、子どもが興味のあるジャンルや好きな要素がある映画を選びましょう。
どんなに名作や大ヒット作であっても
映画を観る本人が見たいと思ってないと
作品の良さは伝わりにくいです。

それほど興味ないなと思っていても
実際に見たら面白かったというケースもありますが、
あまり映画館で観ない子どもの場合は
興味のある作品を選ぶのがベターです。

そして、できたら親も一緒に観ましょう。

子ども1人で見ることもできるとは思いますが、
一緒に観て、お互いに思ったことや感想などを話してみると
意外な共通点や相違点が見つかって面白いと思います。

どの映画を観たら良いか迷った時は、
ヒットしていて長期間、映画館で上映されている作品を選びましょう。

また、ストーリー展開が分かりやすいという点で
邦画の中でもアニメ作品が見やすくておススメです。

毎年、同じ時期くらいに上映される有名なアニメ作品など
子どもが馴染みのある作品で、かつ感動要素が含まれていると
映画から受ける影響は良いものになってきます。

洋画の場合は、原作となっている国の時代背景や、その国の文化が分からないと
ストーリーそのものが理解できないことや一度で物語の流れが分からない場合も
ありますので、洋画が好きでよく見るという場合でなければ最初は選ばない方が無難です。

最後に

発達障害グレーゾーンの子どもは定型発達の子どもたちと過ごすことがほとんどです。
ですが、他人の気持ちを理解するのが難しいケースが多く
しかも気持ちを上手く伝えられないことが多いので
ケンカになってしまったり、上手く意思疎通ができないこともあります。

自分の気持ちを伝えられず、人の気持ちも理解できないと
友だち関係が上手くいかないことも出てきます。

言葉だけで、『人の気持ちを考えてみて』と言っても
言いたい事の意図が伝わらないのです。

発達障害グレーゾーンの子どもに『他人の気持ちを考えて、相手の立場に立ってみて』と言ってみても
伝えたい意図は伝わらずに『人の気持ちは自分には分からないし興味ない』
という答えが返ってくるという可能性がとても高いです。

そして、最終的には自分の気持ちだけを優先してしまって
他者とのコミュニケーションが上手く取れないということになることもあります。

そもそも相手の立場になって考えてみるというのは
とても難しいことなんです。

人の気持ちを慮ることが難しい発達障害グレーゾーンの子どもは
考えることを面倒になってやめてしまうことが多いです

最終的には自分のことを誰も分かってくれないと被害妄想に陥ってしまい
他者の気持ちを考えることに意識が向かなくなります。

我が子には友だちと楽しい時間も過ごして欲しいですし、
社会人になってから周囲の人と上手くいかず孤立して欲しいとは思えません。

そこそこ人間関係を円滑に築いて欲しいと願いませんか?

そこで、エンターテイメント要素を多く含んだ映画をたくさん見ることをおすすめします。

映画が面白いと感じたら、原作を読んでみたり、ノベライズ版を読んだりと
活字の世界へも入っていけることもあります。
国語が苦手な子どもでも、面白い映画の原作は読めるようになれば
本の世界も広がってきます。

どのような入り方でも良いと思いますが、
アニメ映画からでも、みんなが面白いと言っている映画からでも良いので見てみると良いです。

映画館は人も多くて、音も大きいので苦手という子どもの場合は
無理して映画館での鑑賞ではなくても良いです。
リラックスできる自宅でレンタルした作品を鑑賞してもOKです。

もし、興味を持った時には
映画館でも鑑賞してみると楽しさも分かってくるのではないでしょうか。

☆関連記事☆
発達障害グレーゾーン中学生のメンタル面でのサポートは?

コメント

タイトルとURLをコピーしました