発達障害グレーゾーンの中学生には日常生活面でのフォローが必要です。
自分の思ったとおりに物事が進まないとイライラしたり
上手く感情のコントロールができない場合もあります。
自分の思っていることなどを上手く人に伝えるのも難しい場合があります。
そして、さらっと説明されたこともすぐに理解できないこともあります。
人間関係や行動半径が広がっていく中学生には
未知のこともたくさんあるため
興味の方が大きくて、初めてのことでも楽しく取り組める子どももいますが、
知らないことが怖すぎて動けなくなる子どももいます。
子どもが自立するための良い時期なのですが、
発達障害グレーゾーンの中学生には少し保護者や周囲からのフォローが必要になります。
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発達障害グレーゾーン中学生は何に困ってる?どんな対応が良い?
発達障害グレーゾーンの中学生の日常生活に必要な手助けは?
興味本位で突っ走る中学生
友だちがやっているから、面白そうだからと
あまり深く考えずに行動に移してしまう子どもの場合は、
動く前に注意が必要です。
他の子どもたちはある程度のことを分かった上で動くケースが多いけれども
表面的に他の子どもの行動を見て真似してしまう場合は注意が必要です。
それは、本当に何も考えてない場合があるからです。
先の事を予測しないで、思い付きや突発的に動き、
困ったことが合った時にフリーズしてしまう可能性があります。
周囲の大人や友だちに聞くことができる子どもの場合は良いのですが、
そうではない場合、自分の予測とは違ったことが起きた場合に
何も動けなくなることがあります。
困ったことが起こった場合、
どうしたらいいのかを事前に教えておく必要があります。
一番良いのは、自分では対処できないことが起こった場合は
『親(兄弟など他の家族でも良い)に電話する』ということを教えておきましょう。
周囲の人が何も分からなければ、どうしてあげることもできませんから。
知らないことに挑戦するのが怖い中学生
段取りと準備をすることで乗り切ることができます。
新しい場所、初めてのことに恐怖を感じる中学生の場合は
いきなり何かをさせると分からなくてパニックを起こすことがあります。
中学生になったら、行動範囲も広くなってくるので
想定できる範囲で練習しておくことが良いです。
・一人で電車やバスに乗る
・交通系ICカードを使う
・コンビニで買い物をする
・公衆電話を使う
何度か練習をすることで、すぐにできるようになることは
先に練習をしてみましょう。
初めだと緊張してしまうこともありますが、
一度、覚えてしまえば抵抗なくできることもたくさんあります。
大人でも初めてのことは緊張したり、不安になることもあるでしょう。
発達障害グレーゾーンの中学生はその不安感がもっと大きいものです。
できなかった時にどうしたらいいか考えられなくなる可能性がありますので
事前に練習したり、段取りしておくことで
できることがどんどん増えていくことでしょう。
物を失くしたり、片づけな苦手な中学生
片付けが苦手な子どもはよく『探し物』をしています。
自分の物を自分が分かるように管理すことが難しいのです。
出したものを元の場所に戻すということがなかなかできない
子どもも多いです。
そんな時、家族は何ができるのでしょうか。
・家族が元の場所に戻す
・家全体の物を減らす
何度か繰り返すことで
どこに何が置いてあるかというを子ども自身も覚えることができます。
探し物をしている時は、
視界が極端に狭くなっていることが考えられますので
家全体の物が少ないと探し物が見つかりやすくなります。
ついでに家もスッキリしますよね。
予定管理ができない中学生
中学生になると学校の他にも部活動の予定や、
塾や習い事の予定など
複数の予定を管理することが増えてきます。
子ども自身が自分の予定を把握することが難しい場合もあります。
平日の部活動の予定は学校の予定につながる形になっているので
子ども自身も管理しやすいです。
土日祝日の予定は、入部している部活動にもよりますが、
予定表を紙で渡してくれるところが多いみたいです。
家の中の家族も見ることができる場所に貼ると良いです。
親ができることは、
ある程度のスケジュール管理をすることです。
一番、楽で簡単に出来るのが
スマホアプリのスケジュールを使用することです。
本来であれば、それも子ども自身ができるようになることが
最終の目的ですが、いきなりスケジュール管理を任せるのは
難しい場合、まずは親がしっかりと把握しておきましょう。
無料で使えるカレンダーアプリなどから
色分けして予定を登録できるものを使うと便利です。
自分自身や子どもそれぞれに色を決めておきます。
そして、予定をアプリに登録しておき
定期的にチェックすると予定を忘れてしまうことは
かなり減らすことができます。
予定の声掛けを徹底的に続けることで
子ども自身も時間はかかりますが、少しずつ
自分の予定を把握する必要性を感じてきます。
数か月というよりも数年単位になる可能性が高いのですが、
時間をかけて身に付けた習慣はしっかりと継続できると思います。
まとめ
発達障害グレーゾーンの中学生は怠けているのではなく、
頑張ってもできない部分もあります。
ある程度、家族がフォローし続けること+少しずつ自分でするということを
習慣にすることが
子ども本人も家族もストレスが少ないのではないでしょうか。
できることを少しずつ積み重ねるというイメージを持つと良いですね。
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