発達障害グレーゾーンの中学生が日常生活が上手く送れるために工夫できること。

発達障害グレーゾーン
スポンサーリンク

発達障害グレーゾーンの中学生は
見た目には障害があると分からないことがほとんどです。

苦手な事やできないこともありますが、
周囲からは少し苦手なことが多いだけ。
ちょっとおっちょこちょいなだけ。

そんな感じで見られることが多いと思います。

本人はそんなつもりはないけれども
周囲から見たらフォローが必要な場面はたくさんあります。

スポンサーリンク

発達障害グレーゾーンの中学生が日常生活が上手く送れるために工夫できること。

発達障害グレーゾーンの中学生には日常生活のフォローが必要です。

そのフォローが必要な場面というのがまた分かりにくいことが多く
うっかりすると見落としてしまうことも多々あります。

少し時間が経ってから
あの時は本当はフォローやサポートが必要だったんだなと
気付くこともたくさんあります。

それほど、ささいなことかもしれませんが、
練習することで経験から学ぶことができるようになります。

ちょっとしたことでも
声をかけたり、聞いてみることが必要だと思っています。

我が家の子どもの行動などから分かったことをご紹介します。

中身の見えない容器に入った物の残量が分からない

シャンプーや歯磨き粉、日焼け止め、ハンドクリーム、化粧水、乳液など
透明ではない容器に入った日用品がたくさんあります。

使っているうちに残りが少なくなってきたということが
何となく分かりますよね。

だんだん軽くなってきたとか、チューブのものであれば出しにくくなってきたなど
中身が減ってきたという兆候がありますよね。

そういうのがあまり分からないんです。

少し感覚に鈍感な部分があるから余計そういうのが目立つのかもしれませんが、
どうも気付かないようです。

家族が共用で使っている物の場合だと
たいてい私が気づくため、中身が減ってきたら次のものを準備しています。

ですが、中学生ともなれば自分専用の物もありますし、
肌が弱い子どもなので、専用に買っている日用品もあります。

我が家の子どもはなくなった時に
『〇〇〇がもうなくなったよ。』と報告をしてくれます。

使い切って出なくなってから私に言ってくれるので
すぐに買いに行かなければならない場合もあります。

そこで残りが少なくなってきたら教えてもらえるように
練習を始めました。

見た目に分からないものは
深く考えずになくなったらないと言うようだったので
持った時の重さが軽くなってきたら教えてと言いました。

しかし、毎日使っていると徐々に減ってくるため
軽くなっていることに気付かないようでした。

同じものを早めに買って
減ってきた時にどれほど軽くなっているかを
持ちくらべをしてもらったところ、
やっと『そんなに減っているんだ』と分かったみたいです。

しかし、やはり毎日使っていると分からないようなので
子ども自身が減ってきたと思うタイミングで
容器ごと私のところに持ってくるようになりました。

『もう減ってる?』と私に持たせてきて
『ほとんど残りがないね』と答えると
再び、自分で持ってみて確認していました。

確認していたので子どもに聞いてみたら
何となく減ってきたかなと思ったけど
ほとんど入ってないとは思わなかったという答えでした。

少しずつ減ってきているのは使っている期間が長くなってきたから
そろそろ中身が減ってきているのではないかという推測から
減ってるかどうかを私に確認しにきたようでした。

子どもは持ってみて軽くなっているという感覚は
分からなかったみたいですが、減っていると思うという
別の角度から自分なりに推測しているみたいでした。

チューブ式のものは
ケチャップやマヨネーズが減ってきた時に出しにくくなる様子を
見てもらったところ、すぐに分かったみたいです。

大したことではないと思いますが、
日常生活ってこういうことの積み重ねなんですよね。

分からないなら、推測できるような練習をしても良いと感じた一件でした。

最後に

最初は何が何でも分かるようになってもらおうと
私の方が躍起になっていたと思います。

説明をしてもなかなか理解してもらえず
イライラしていたと思います。

我が家の子どもの場合、
分からない時にストレートに進むのではなく
別の角度から自分ができる範囲で工夫する力を持っているようです。

この透明ではない容器に入っている物の容量についても
何度も練習してみましたが、どうも分からないようでした。

みんなと同じようにできるようにならなくても
上手く工夫することで日常生活を送ることができるようなることが
一番の目標だと改めて思いました。

今回のことで、
私自身が子どもを信用してなかった部分も発見できましたし、
子どもに工夫する力があることも分かりました。

子どもに聞いてみる、様子をしっかりと見てみるということは
フォローするためにも必要だと思いました。

周囲からのフォローが必要な時もありますし、
子ども自ら新しい方法を見つけることもあります。

子どもが自分で工夫する力を信用し、見守る必要があると実感しています。

★関連記事★
発達障害グレーゾーン中学生には日常生活のフォローが必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました