発達障害グレーゾーン中学生が高校には進学したくないと言ったらどうする?

発達障害グレーゾーン
スポンサーリンク

勉強が苦手だったり、中学校の授業についていけてない子どもの場合
高校に進学したくないという子どももいると思います。

現在、中卒ではなかなか仕事に就けないのが現状です。

高校は義務教育ではありませんから、
行くか行かないかを選択することができます。

子どもの場合、勉強するのがイヤだからという目の前の現実から逃げるために
高校に行きたくないと言う場合もあるでしょう。

親としては高校は卒業して欲しいと思っている場合が多いと思います。
子どもが進学に対しての意欲がない場合はどうしたら良いでしょうか。

スポンサーリンク

発達障害グレーゾーン中学生が高校には進学したくないと言ったらどうする?

子ども本人にも選ぶ権利があります。
ただ、高校に行かないと言った理由の本心を引き出す必要はあると思います。

・勉強がイヤだから
・受験したくないから
・中学校卒業後に就職したいから

発達障害グレーゾーン中学生が『高校には行きたくない』と言った場合の理由はどれだと思いますか?

ほとんどの場合は、勉強がイヤか受験したくないというのが本音だと思います。

仕事をしたいからと答える子どもは少ないというかあまりいないと思います。

おそらく、目の前の現実から逃げたくて『高校に行きたくない』と言っていると思います。

その場合、子どもの意思を尊重して受験をしなかったら
後で子どもが後悔する可能性は高いのではないでしょうか。

確かに勉強がキライなのに高校に行くのは変かもしれません。

ですが、目の前の事がイヤだからと逃げてしまう人に
就職して仕事が務まるでしょうか。

社会に出ている大人であれば分かると思います。

現在、どこの職場でも人材不足に悩んでいます。
人材不足とは、その職に適していて仕事ができる人が足りないという意味だと思います。

ただ人数がいればいいのではありません。

企業側に余裕がないためいわゆる『少数精鋭』を目指しているところも多いでしょう。

欲しいのは仕事ができる人なんですよね。

その現実を知っているのであれば、簡単に『高校に進学しなくてもいいよ』とは言えないと思います。

中卒で仕事に就けたとしても正社員は難しいと言われています。
アルバイトだけで生計を立てようとすれば、長時間労働になってしまう可能性は高いのではないでしょうか。

グレーゾーンの子どもの場合、
多くは『定型発達』の子どもたちと同じように扱われると思います。

職場の誰かが常にサポートをしてくれるということは難しいでしょう。

その現実を考えると
親としては少しでも環境の良い職場に入って欲しいものです。

『高校に進学して欲しいというのが親の気持ち』になると思います。

全日制ではなく、定時制を選ぶという方法もありますので
最後まで進学を考えることをおすすめします。

具体的に子どもにはどのような対応をしたら良いでしょうか。

働くということを教える

高校に進学しないなら、仕事をしていくことが必要になってきます。

スタートはアルバイトでも良いのですが、正社員に就くのは難しいことを伝える必要があります。

いつまでもずっと親元で親に生活を支えてもらうという訳には
いかないのが現実です。

学校を卒業し、仕事をしたことがある人は
たいていの場合、『学校に通っている間の方が楽だった』と思ったことがあると思います。

仕事をして生計を立てるということが
楽なことだけでは成り立ってないことを子どもに伝えた方が良いでしょう。

中には学校よりも社会に出た方が楽だという人もいますので
慎重に子どもの考えを聞き出した方が良いです。

中卒でもしっかりした子どもの場合はちゃんと働くことができますので、
頭ごなしに「進学しない」と言ったことを否定せずに聞いてあげましょう。

社会人になるという責任を説明する

未成年で社会に出てない人は守られているということを子どもたちは知りません。

社会に出るということはその時点で、責任も発生することを教えましょう。

学校ではほとんど教えてもらうことがないことなので
本当に知らない子どもたちはたくさんいます。

学校が教えないという訳ではありませんが、
現実的な話としては先生からそういう話はあまり出てきません。

公民などの授業でさらっと流れるように習う程度なので
子どもたちはあまり現実として捉えてないことが多いように思います。

自立することを勧める

全員がすぐに家から独立して自立した生活をするという訳ではありませんが、
ゆくゆくは子どもも親元から離れて、独立することでしょう。

仕事を持って、家を出る覚悟があるのか
そこら辺も確認する必要があります。

親から『分かってる?』と言われた場合
多くの子どもは分かってなくてもイライラするので『分かっている』と返事をする場合があります。

分かっているという返事では真意は分かりませんので
自立することをすすめてみましょう。

多分、すぐにはできないと答えることが多いと思います。

そこまで考えてないことが多いからです。

最後に

子どもが高校進学をしたくないと言った場合、
必要なのは『先を見据えた覚悟』があるかを確認することです。

無理やりに進学をさせても、本人の意思がなければ
高校を中退するという結果にもつながりかねません。

高校さえ卒業すれば良いという訳ではありませんが、
中学校までの義務教育期間が終われば、選択する自由は増えます。

楽な方に流れるのはとても簡単ですが、
一度、楽な方に流れてから元の流れに戻るには相当な努力が必要です。

先の事を考えられない状況になっている子どもに
現実を知ってもらい、そこからまた考える必要があると思います。

なぜ進学したくないのか?

その原因を引き出してから考えた方が良い結論が出ると思います。

私の子どもも『高校に行く意味が分からない』と言って
進学をしないと言っていた時期がありました。

最終的には専門性のある高校へ進学しましたが、
まずは子どもがなぜ『高校に行きたくない』と言っているかの理由を
引き出すことが必要です。

子どもの本音を聞いてから、どうするかを決めても遅くはないと思います。

★関連記事★
発達障害グレーゾーン中学生の子どもを高校に進学させるために親ができることは?

コメント

タイトルとURLをコピーしました