発達障害グレーゾーン中学生が家で暴れる時はどうしたら良いの?

発達障害グレーゾーン
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発達障害グレーゾーンの中学生は感情のコントロールが苦手です。
特に、気持ちが高ぶった時は
どうしようもなくなり、本能のままに感情を爆発させてしまいます。
一度、そうなったら本人も周囲も抑えることができなくなります。

中学生や高校生になってくると
子どもといっても、体も大きくなり力も強くなるため
親が何とかすれば抑えられるということはなくなります。

力で抑えるのではなく、
子ども本人がコントールできるように
また、感情が爆発した時の対処方法を学んでいく必要があります。

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発達障害グレーゾーンの中学生が暴れてしまう時の対処方法は?

自分の気持ちを相手に伝わるように話すという事は
誰でも思ったようにいかない時があるものです。

また、同じように自分の気持ちをコントロールすることも
難しいものです。

特に一時的に爆発しやすい感情は
簡単にはコントロールできません。

中でも『怒り』や『悲しみ』というのは
気持ちがどばーっと出てきてしまうと
なかなか落ち着けることは難しいものです。

社会に出ている大人でも上手くできない時もあります。

まだまだ精神的に未熟な子どもで
更に発達障害グレーゾーンの中学生や高校生は
なかなかコントロールできるものではありません。

物事が思ったように進まずにイライラする時、
友だちと上手くコミュニケーションが取れない時、
部活で先生や先輩に怒られた時、
練習してきたのに後輩にポジションを取られた時、
テスト勉強したのに点数が低かった時、

などなど、イライラしたり落ち込んでしまったり、泣きたくなるほど悔しかったり
感情が高ぶるタイミングというのはあるものです。

そんな時に、上手く発散ができたら良いのですが、
急激に湧き上がってくる気持ちを簡単に落ち着けることは難しいです。

子どもが感情を爆発させている時はどうする?

怒ったり、泣いたりして子どもが感情を爆発させている時、
家族はどうしたら良いのでしょうか?

人に対して危害を加えそうな時は、避難。
自傷行為に及びそうな時は、危ないものだけ部屋から持ち出し避難。
物を投げつけたりしている時は、他の部屋に避難。

感情が爆発している時に無理やり抑え込もうとしても逆効果になりがちです。

早く止めたいところですが、
気持ちが高ぶっている時は、言葉が入っていきませんので
少し気持ちが落ち着くまで他の部屋に行ったりしてやり過ごします。

何が何でも止めようとすると危険ですし、
気持ちが落ち着くまでの時間が長引いてしまう恐れがあります。

耐えがたい気持ちになりますが、
子どもの気持ちが少し落ち着くまでは何もしない方がベターです。

もちろん、緊急事態の時は適切な対応が必要になります。

子どもが落ち着いた段階で、子どもに合わせた対応を取ります。

・話ができそうであれば、温かい飲み物をなどを飲ませて話を聞く
・その日は無理だと判断したら、翌日以降に話を聞く

子どもが話したくない時には、話したくなるまで待つことが必要です。

別の話をしたり、一緒にご飯を食べたり、買い物に行くなど
少し気を紛らわせておきましょう。

それから、話ができそうなタイミングで
なぜそんなことになったのかを聞き出します。
(質問攻めにすると嫌がるので、話してくれた分だけで良いです)

あまり急かすと話してくれなくなるかもしれませんので
子どものペースでゆっくりと話をするのを待ちましょう。

解決方法や対処方法についてはじっくり話を聞いてからの方が
良いのでまずは子どもの気持ちに寄り添って話を聞いてみましょう。

その時は、『〇〇〇したらいいのに』などというアドバイスは一切なしにして
『悲しかったんだね。』『それは悔しいね』という感じで
子どもの気持ちを理解することを優先します。

解決方法は子どもと一緒に考えてみると良いです。

子どもが感情爆発させる前にできることは?

子どもが感情を爆発させた時に暴れるタイプだと分かったら
日ごろ(気持ちが落ち着いている時)から、ストレス発散方法や気持ちが高ぶりそうな時に
どういうことをすることで気持ちが緩むのかという話をしておきましょう。

その先は、子どもの性格によって変わってくると思いますが、
基本的に子どもは真面目であることが多いです。

そのため、少し気持ちを切り替えられる方法をいくつか持っておくことが良いです。

ちょっとくらい緩く生きても大丈夫
悲しい時も悔しい時もあるのはみんな同じ
そんな話をいくつかしてあげるのも良いです。

発達障害グレーゾーンの中学生は日ごろから全速力で頑張っている子どもが多いです。
定型発達の子どもに比べると、苦手なことやできないことが多く
学校では『努力すればできる』という方向に先生が話をすることが多いため、
『できるようにならなければならない』と思いこんでいる場合もあります。

努力だけでカバーできない時、それでもいいんだよという考えはあまり教えてくれない
ところが多いみたいです。

学校の方針はそれぞれあり、守るのが大切ではあるけれども
他の考え方もあるということを子どもに教えておく必要があると思っています。

子どもにとって
どんな時に感情が爆発しやすいかという傾向が見えてきたら
子どもとどうやったらいいのかを徹底的に話し合いましょう。

話し合うと言っても、テーブルについて見つあって話し込むというよりは
ご飯を食べながら
『どうしたら気分が変わるかな?』
『勉強に行き詰ったらどんな気持ちになるの?』など
少し切り込んだ話をしても良いでしょう。

できれば、他の兄弟や家族がいない時にそんな話をする時間を取ってみると良いです。

最後に

子ども自身も暴れて良い気分ではありません。
何とかしようと思ってもできなかったり、気持ちを抑えようと思ったけど
上手くいかなかったなど理由があるものです。

親は子どもの味方であるという立場を徹底して
絶対に子どもの味方でいて欲しいものです。

気持ちが高ぶった時に、コントロールできないというのは
子ども本人にとっても何とかしたいと思っている場合もあります。

ある程度は、すっきりするからやっているという側面もあるかと思いますが、
その間の子どもだってツライんです。

何とかしたいと思っても上手くできない部分です。
そこを責めてしまうと子どもは
自分を分かってもらえないと殻に閉じこもってしまう可能性があるので
時間がかかるということを前提にして
じっくりと子どもの気持ちに寄り添ってみましょう。

親もメンタル的にツラいと思いますが、
子どもは親に悲しい思いをさせたい訳ではありません。

上手く気持ちを切り替える方法や、
落ち込んだ時や気持ちが高ぶった時の対処方法を
見つけていく必要があります。

今すぐに見つけられるなくても良いので
少しずつ対処方法を一緒に見つけていきましょう。

親が放置してしまうと、子どもは自分ではどうにもできないので
同じことの繰り返しになってしまいますので
手間がかかるとは思いますが、一緒に考えると良いです。

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