【体験談】発達障害グレーゾーン中学生は友だち関係のトラブルは解決できる?

発達障害グレーゾーン
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発達障害グレーゾーン中学生の中には
自分が思っていることや、伝えたいことを相手に伝わるように話すことが
難しくて諦めてしまう子どもがいます。

自分では言っているつもりですが、
相手には伝わってないということはよくあることです。

仲の良い友だちとはある程度のコミュニケーションが取れて
一緒に遊んだり、ケンカしても仲直りができるのですが、
そこまでの関係性がまだ作られてない同級生が相手となると
なかなかうまく意思疎通ができない場合があります。

発達障害グレーゾーン中学生は、
人間関係を作るまでに時間が必要な子どもも多いです。

今回は、我が子の実体験をご紹介します。

同じ部活に所属している同級生と上手く関係が作れずにこじれかけた話です。

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発達障害グレーゾーンの中学生が友だちとの関係を作れなかった時の話

息子が中学生になって、運動部に入部しました。
元々は、体を動かすのが好きというよりは超インドア派で
家の中でブロックやパズルで遊ぶのが好きな子どもでした。

息子が通っていた中学校では、全員が部活動に入ることになっていました。
しかし、それほど人数の多い学校ではないからか部活の数が少なかったのです。

特にスポーツが得意ということはなかったのですが、
男子が入れる文化部がなかったので
どうせ入るなら興味がある部活にするということであるスポーツを選びました。

小学校の頃からの仲良しの子たちも何人か入ったので
初心者ながらも楽しく部活の練習に行っていました。

ところが夏休みに入る前くらいから
同じ部活に所属している子から嫌がらせを受けるようになりました。

ささいな事の上げ足を取られたり
練習しても下手くそと言われたり
息子にとっては言われて嬉しくない言葉をたくさん投げられたみたいです。

そんなことが何か月か続いた後、
精神面に不調が出てきました。

帰宅すると部屋で物を投げつけたり
怒りに任せて文句や愚痴を吐き続けていました。

日に日に息子の精神状態が悪くなってきたので
このままでは良くないと思い
中学校の担任の先生に相談することにしました。

息子が嫌がったので
『同じクラスにならないようにお願いするわ』とだけ言い
三者懇談を最終の時間に組んでもらい、相談しました。
(同じクラスにしないで欲しいという話は話題振りのためで実際にクラス編成を何とかしてくれるということはありません)

息子のベテランの男性教師だったのですが、
こちら側が言いたい事は伝わったようでした。

その数日後に先生が動いてくれて
同級生の男子と息子、それぞれの担任が入って4人で話し合いの場を
作ってくれたのです。

その話を聞いた時には、正直なところ上手くいくとは思えませんでした。

ところが、その後になって
息子と同級生の関係性は一気に改善したのです。

息子からは詳しい話は聞けませんでしたので詳細は分かりません。

ただ、担任の先生には詳しく息子がどう思っていて、何がイヤなのかということは話をしていました。
相手の同級生がキライという訳ではなく、部活をやめて欲しいということでもありませんでした。
ただ、適切な距離感で付き合えたらいいと思っていました。
息子が嫌がるような言動などをやめて欲しかっただけです。
ですが、その思っている気持ちを上手く伝えることはできてなかったようです。

そこから関係が悪くならないように
先生が息子の思っていることを相手の男子に伝えてくれたのではないかと思っています。

どのように伝えてくれたのか今となっては先生に聞く機会もないのですが、
多分、上手に伝えてくれたのでしょう。

最終的に、その同級生の男子とは友だちになることができました。

同じ部活で最後まで一緒に頑張っていましたし、
初心者で入った息子の練習を見てくれたりしたようです。

部活を引退した後は、同じ部活に所属していた他のメンバーたちと一緒に
ご飯を食べに行ったり、遊びに行ったり、家に来たりして
一緒に遊んでいたので良い関係を作ることができたみたいです。

そのゴタゴタが落ち着いてから改めて思い返してみると
息子もその同級生もお互いに仲よくしたいという気持ちは
持っていたのではないかと思っています。

その伝え方やコミュニケーションの取り方が上手くいかずに
一時的に関係性が悪化してしまったのかと思います。

息子は言葉が少なく、語彙力も乏しいため
言いたいことが伝わらないことは多いタイプです。

中学校の先生が間に入ってくれたおかげで、
その後は楽しく部活にも学校にも行くことができたので
その担任の先生にとても感謝をしています。

親が介入するとややこしくなってしまいがちな問題なので
どうするのが良いのか?ということは私もとても悩みました。

学校に行かなくなったらどうしよう?とか
心配はどんどん膨れ上がったのですが、
学校の先生たちの連携のおかげで
心配していことは何一つ起こりませんでした。

先生に相談するかどうかも悩みましたが、
息子の場合は相談したのが良い結果につながりました。

現在もその同級生の事は仲良く、良好な関係が続いてるみたいです。

男子だから上手くいったのかもしれませんが、
それでもこういうことを乗り越えてきたおかげで
高校生になった今でも、それなりに友だちを作ったりできるようになったと思っています。

不器用な息子ですが、
周囲のサポートを受けながら少しずつ他者との関係を作ることができていると思います。

うまくコミュニケーションが取れないからと
さっさと諦めるというのは楽ですが、やはり少し寂しいものがあります。

子どもにとって、学校という狭い世界が自分の世界の大半を占めているので
やはり学校生活がツラいと全てがツラく感じてしまうものです。

子どもの同士のことに親が首を突っ込むというのは
できれば避けたいものですが、学校の先生に相談することで
このように見事に解決してくれるならお願いするのもありだと思いました。

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