【体験談】発達障害グレーゾーンの中学生と一緒にゲームをしましょう

発達障害グレーゾーン
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発達障害グレーゾーンの中学生というのは
周囲からは理解されないことが非常に多いです。

発達障害そのものが理解されるのが難しい障害なのですが、
更にグレーゾーンとなると『その子の個性』『ちょっと不器用』なだけ
というようなあいまいな判断をされてしまうことが多いと思います。

周囲から見ただけでは判断が難しい発達障害を持つ子どもたちですが、
思春期に入ると更に複雑になってしまいます。

元々、コミュニケーションが上手く取れなかったり
伝えたいことを伝えるのが苦手な子どもが多いのですが、
心も体も成長する思春期になると
更に言葉数が減ってしまい、家族との距離感も変化してきます。

家族と一緒に過ごすよりも友だちと過ごす方が楽しいと感じたり
中学生になったから家族と一緒にずっと過ごすのは恥ずかしいと思ったり
様々な心の揺れ動きが激しくなる時期です。

特に男の子だと親とはあまりしゃべらなくなる子どもが増えます。

そんな思春期の男の子とコミュニケーションを取るには『一緒にゲームをする』という方法があります。

我が家の体験談ですので、
そんなケースもあるんだなということで参考になればと思います。

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母と話さなくなった発達障害グレーゾーンの中学生男子とのコミュニケーションはゲームで

『うるせぇ!黙れ!あっち行け』と子どもから言われるようになれば
立派な反抗期の突入です。

反抗期は無事に子どもが成長した証とは言われるものの、
できればあまり激しくない方が親としては助かります。

しかし、我が息子の反抗期はそこそこ激しいものになったのです。

家族に手を上げるということはありませんでしたが、
今までのようにいつも一緒に過ごすという時間はぐっと減り
1人で自室に籠ることが多くなっていました。

思春期とはそういう時期だということは
自分の体験もあり分かっていることでしたが、
我が子の成長を嬉しく思いつつも、少し寂しいなと感じていました。

必要なコミュニケーションが取れていれば
そういう時期なんだと割り切ってしまえば良いのだろうと思ったのですが、
息子が反抗期の頃は、学校生活もあまりうまくいってない時期だったので
ある程度、関わる必要があると思っていました。

ですが、こちらからコミュニケーションを取ろうとしても
息子側からは激しく拒否されていたため、
どうにもできず、時間だけが過ぎていました。

丁度、その頃に同級生とのゴタゴタもあったのです。
【体験談】発達障害グレーゾーン中学生は友だち関係のトラブルは解決できる?

難しい時期だということは分かっているけれども
息子は、サポートが必要な発達障害グレーゾーンの中学生ですので
放置しておけば勝手に解決できるようになるということではありませんでした。

そこで、ある程度のコミュニケーションを取る必要があると感じたのですが、
その方法が思いつきませんでした。

私も子どももスマホを持っているのですが、
それぞれ好きなゲームをいくつかインストールしています。

いくつかのうち、一つだけ同じゲームがありました。
ゲーム内のイベントの話を振ってみると
返事があったのです。

『もしかしたら、これでコミュニケーションを取ることができるかも』と
かすかな希望があったので
ゲームの話のみしてみることにしました。

他にも言いたい事は山ほどあったのですが、
そこはぐっと我慢をして、共通のゲームのイベントの話のみしてみました。

1日に数回、ゲームの話をして
イベントの話をする

そんな日がしばらく続きました。

そのゲームは複数人で協力して戦うようなものではなかったので
一緒にイベントに参加するということはできませんが、
イベント情報を伝えてみたり共有することで
少しずつですが、親子の会話が増えてきたのです。

それまでは、ご飯とお風呂以外は自分の部屋にいた息子が
ゲームをする時だけ、家族が過ごす部屋にいたり
少しですが、私に話しかけてくるようになりました。

元々、よくしゃべるタイプの子どもなので
ずっと黙っているのもイヤだったのかもしれません。

そんな状態が数か月ほど続くと
一緒にゲームをしながら、学校や部活のことを聞くと
ぽつぽつと話をするようになってきました。

息子の場合は、友だち関係で一度躓きかけましたが、
それ以外では特に大きな問題やトラブルはありませんでした。

ただ中学校の先生に対して猛烈に反抗心が出たみたいで
学校に対してのイライラが多くありました。

ゲームをしながら、むかついた話、
学校側の理不尽な対応などを聞き出すことができたので
親の立場からの話だけはしました。

納得できなかったようですが、
自分たちだけが全て正しいのではないということくらいは伝わっていたら良いなと思っています。

そのようにして我が家では
スマホゲームをしながらコミュニケーションを取ることで
日ごろの話を聞きだしたり、どんなことに悩んでいるのかということを知ることが出来ました。

全て親に話すことが良いことではないとは思いますが、
自分で解決したり、友だちや先生に相談することで
気持ちが晴れるというのは女子に多いのか、男子は自分の中に閉じ込めてしまう傾向があるみたいです。

そのため、解決できないままくすぶっているということが多いのかもしません。

幸い、我が家では暴力に発展することがなかったため
傍から見たら穏やかそうに見えたかもしれませんが、
それでもやはりツライものはありました。

悩んでいるのが分かっているのに
相談もしてもらえず、ひたすらイライラしている子どもを見てるだけって
案外ツライものですね。

ゲームのイベントなどの話をしながらコミュニケーションを取るのは
子どもが高校生になった今でも続いています。

ほぼ日常になっています。

反抗期は約1年ほどで終わったみたいなので
今では一緒にゲームをしなくても日常の話や、進路の話などは
普通にできるようになりました。

家族で一緒にできるタイプのゲームだともっと話は盛り上がるのかもしれませんので
『ゲームなんて』と思わず、一緒にしてみると良いかもしれません。

勝ちや負けではなく
一緒に同じことをするって子どもが大きくなると
少なくなるので一つのきっかけとして一緒にゲームで遊んでみるのも良いのはないでしょうか。

くれぐれも長時間のやり過ぎには気を付けましょう。

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