発達障害グレーゾーン中学生の場合、
検査を受けて診断を受けたとしても正式な診断名がつきません。
診断名がつかないので『障害を持っている』ことにはなりません。
そのため学校や社会では定型発達の人たちと同じ扱いになります。
加配の先生が必要ではないかもしれません。
普通学級で普通に生活できていると思われがちです。
でも本当は全力疾走している状態で普通学級で過ごしているのです。
だからこそ家で過ごす時間がとても大切になってきます。
発達障害グレーゾーン中学生は誰にも文句を言われない自分の時間が大切
できないこともたくさんありますし、
周囲の同級生が簡単にできることも一生懸命に頑張らないとできないこともあります。
中学生になれば得意なことを伸ばしていく子どももいます。
常に一生懸命に頑張っている発達障害グレーゾーン中学生にとっては
家で誰にも何も言われずにゆったりとする時間が大切です。
何年も発達障害グレーゾーンの子どもを見て思ったその理由はというと
やはり小学生の頃よりも忙しくなることもありますが、
勉強の内容も難しくなりますし、スピードも上がります。
そして多くの中学校では部活にも入ります。
そして大きく伸びる子がいれば
子どもたちは頑張ることに意識が向きます。
発達障害というのは、本人の努力でカバーできるというものではありません。
特性なので努力だけではどうにもできないことが多くあります。
ですが、グレーゾーンの子どもは定型発達の子どもたちと同じものを求められています。
だからとても疲れています。
どのような時間を過ごすのが良いのか我が家の子どもたちの行動からまとめてみました。
脳疲労を解消する必要がある
常に全力ダッシュしているような状態が続けば
とても疲れやすいです。
自分の通常のペースよりも早いペースに合わせている状態なので
ゆっくりと疲労を取る必要があります。
そのために一番良いのは『何も考えずにぼーっとする時間』を作ることです。
子ども自身も分かっていると思います。
睡眠時間も長い傾向がある子どもも多いです。
しっかりと脳に休息を与えることがしっかりと回復できるポイントです。
睡眠を取ることで脳疲労はかなり回復できますが、
ぼーっとしたり、何も考えない時間を作ることでも
休息が取れるようです。
大人の場合でしたらプチ瞑想なども短時間で効果が得られるので
疲れている人にもお勧めです。
頑張らなくても良い時間を過ごす
学校では常に頑張っている子どもには
家では頑張らなくても何もしなくても大丈夫という場所が必要です。
子どもによって誰にも何も言われなかった時に
過ごす方法は様々です。
ゴロゴロしたり、
ゲームやマンガに熱中したり、
アニメや映画を観たり、
子ども自身が選ぶ方法を尊重しましょう。
そんなにダラダラしなくても思うような方法を選ぶかもしれませんが、
本人が回復するための方法なので
周囲からは文句を言わない方が良いでしょう。
好きな物を食べる
『食べる』ことは心身ともに元気になれると思います。
子どもの好きなメニューを作ってあげたり
好きな飲み物やお菓子を準備しても良いでしょう。
特にいつもと違うことをすると疲れやすい子どもが多いので
運動会や体育祭、マラソン大会など準備が必要で
通常と違う授業になったりする時期は気を付けてあげると良いでしょう。
体に手を触れられることに抵抗が少ない子どもでしたら
足や背中、頭をマッサージしてあげるのも良いです。
最後に
周囲から見たら、ただダラダラ過ごしているだけに見えることもあるでしょう。
ですが、学校では全力を出し切っている発達障害グレーゾーンの子どもにとっては
『家がリラックスできる場所』です。
友だちと遊んだり、外に出かけるのが楽しいという子もいますが
それでもやはり家でゴロゴロしたりリラックスする時間がないと
イライラしたり、家族にきつく当たったりしてくる子どもも多いです。
感情のコントロールが上手くできない子どもも多いため
休むことができるタイミングは見逃さずに
しっかりと体と心を休めてあげましょう。
中学生以上になれば、一人で過ごす時間をちゃんと作ることで
バランスを取る子も増えてきます。
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