家事というと女性主導のイメージがとても強いですし、
実際の家庭ではほとんどが女性がメインでやっているのではないでしょうか。
家事の得意な男性も増えていますし、
積極的に家事を協力してくれる人も多くなっています。
そのような人が一部いるとは思いますが、
実際には家では何もしないという夫や子どもたちというのがほとんどではないでしょうか。
自分がやらなくても誰かがしてくれるから
敢えて積極的に協力するなんて面倒くさい
そう思っているのが大多数だと思います。
そこで考えてみて下さい。
女性も家事が苦手な人結構いるんですよね。
そこは誰も注目しませんよね。
女性だから家事をするのが当たり前という風潮は根強く残っています。
年齢が上がれば上がるほど多いでしょう。
手伝ってもらうからみんなで協力するという考え方を持ってもらうために
できることを考えてみました。
家事を手伝ってもらうという感覚から家族で協力するに変えていく方法は?
家事=女性(母親)という考え方から
家事=家族で協力
に変えるためにできることをまとめてみました。
日常のルーティンに入れ込んでしまう
最終目標はここです。
家族みんなが協力して家事をこなすということは
家事をするということが日常生活にとって当たり前になることです。
誰かがしてくるだろうではなく、
できることはするのが当然
そうみんなが思うようになれば一人に負担がかかるということは
ぐっと減ってきます。
では、日常のルーティンに入れ込むためにはどうしたら良いでしょうか。
何度もお願いする
自分でやった方が早いし、段取りもよく終わらせることができることの方が多いかもしれませんが、
そこを敢えて毎回お願いします。
『ゴミ捨てに行ってくれたら助かる』
『お風呂の掃除して欲しいな』
『買い物一緒に行って欲しいな』
というようにお願いします。
それは、一回ではなく何度も何度も同じお願いをします。
そして手伝ってもらいます。
何度も手伝っているうちに、家族の方も手伝ってと言われること
手伝うことが習慣になってきます。
ポイントは何度も優しくお願いすることです。
数回、お願いしてみてから
積極的に手伝ってくれないとぼやいても仕方がありません。
何度も同じことを手伝ってもらって
自分が言い出す前に『やればいいんでしょ』くらいの言葉が
家族から出てくるまでしつこくお願いします。
なかなか積極的に手伝ってくれないと
イライラしてくる時もありますが、
それでも夫や家族を責めないことです。
『こっちも忙しいんだから何も言わなくても手伝ってよ』と
言いたい時もあるでしょうが、それを言ってしまうと
逆に反発されること間違いなしです。
何度もお願いしてまずは手伝ってもらうことを当たり前にします。
手伝ってもらう範囲を増やす
家族が手伝ってくれるのが増えてきたら
範囲を増やします。
一気に増やすと嫌がられますので
徐々に手伝ってもらう範囲を増やします。
ゴミ出しを例にしますと
第一段階→まとめたごみを収集場所まで運んでもらう
第二段階→何回かに一回はまとめてもらう(家族が忙しそうな時は無理強いしない)
第三段階→常にごみをまとめて出してもらう
こんな感じで段階を踏んで手伝ってもらう範囲をどんどん増やします。
その内に、ごみをまとめるところから全てしてくれるようになります。
ですが、その時にやってもらうのが当たり前という感覚ではなく
家族の時間がない時はサポートします。
ゴミ捨ては誰の担当とか決めてしまうと
決められた方は嫌がる場合がありますので
さりげなく気付いたら全部やっていたというような感じで
手伝ってもらうことを増やします。
お礼を言う
手伝ってもらったら、やり方がどうであれ
『ありがとう』を言います。
ちょっとしたことですが、この一言があるかないかで
これからの手伝ってもらえる家事の内容が大きく変わります。
段取り方法とかやり方が悪くても否定しない
女性の方が段取りが良い場合の方が多いかもしれません。
ですが、どんなに段取りが悪くても任せてしまって否定しないでください。
家事に協力しようと思ったのに奥さんの言葉で一気にやる気がなくなった
という男性側の声もよく聞こえてきますよね。
その多くは
『せっかく手伝ったのにやり方が悪いと怒られた』
『逆に手間が増えた』
家事に不慣れな間は手伝ってくれたという行動に感謝をします。
男性も全てを女性に任せておいたらいいという考え方の人だけではありませんが、
手伝ったことで女性が怒るのであれば、もう手伝いたくないと思ってしまうものです。
段取り良い方法を教える
手伝ってくれることに慣れてきた頃に
こうやったらもっと早く終わるよなどアドバイスをしましょう。
最初に教えても良いですし、それは臨機応変にすればと思います。
人のやり方に口出しをしないという習慣にするといいです。
感謝する
しょっちゅうじゃなくても良いので
いつも家事を手伝ってくれることを労いましょう。
好きなおかずを作ったり、好きなものをプレゼントします。
手伝ってくれているので、仕事や育児や家事がスムーズにできているという
ことを感謝している気持ちが伝わるようにするとかなり効果的です。
手伝ってくれているのが当たり前では
家族が家事を全く手伝ってくれてない時の逆バージョンになってしまいます。
最後に
お願いする→手伝うのを習慣にする→やり方を教える→感謝する
これを繰り返すことでそのうちに家族も
家事はみんなで協力するものだという認識に変わってきます。
『みんなで協力するのが当たり前だよね』という言葉が出てくるまで
手伝ってもらうという感覚を持っていても良いのではないでしょうか。
女性の社会進出は進んでいますが、家事の分担はまだまだ進んでいません。
怒りたい時もあると思いますが、
少しずつ家事に協力してくれるようにしてみることで
長い目で見た時には良い方法だと思います。
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