料理にもいろいろと使えて便利な『はちみつ』ですが、
冬になると使いかけのはちみつが容器の中で固まってしまうことがありませんか?
固まったら振っても出てこないので使えなくて困りますよね。
固まってしまったはちみつは溶かすことができるのでしょうか?
また一度固まって溶かしたはちみつを食べても大丈夫なのでしょうか?
そもそもはちみつを固まらせない予防策があるのでしょうか?
はちみつに関する疑問をまとめてみました。
はちみつが固まった時の溶かし方と固まらない方法は?
はちみつは気温が下がると固まりやすくなります。
そのため、同じ場所に保管していても夏では固まらずに
冬になると固まってしまうことがあります。
はちみつを保管している場所が15℃を下回ってくると
白っぽくなってきて固まります。
固まることを『結晶化』と言います。
またはちみつは振動を受けることで固まりやすくなるという性質があるようです。
はちみつが白く固まってしまった時の溶かし方
はちみつが固まってしまった場合、
たいていは容器の中で固まってしまい取り出せない状況になっていると思います。
出すことができない状況の場合、
容器に入ったままの状態で溶かす方法が必要です。
湯せんする
一番、簡単な方法は『湯せん』することです。
深めの容器にお湯を入れて
そこにはちみつの容器ごと入れて30分から1時間ほど浸しておきます。
少し時間はかかりますが、溶けてきます。
また鍋などに水を入れて、はちみつを容器ごと入れ
お湯を沸かしても良いですが、その場合は容器が熱で溶けてしまわないように
お皿などを入れて上げ底するなどしておくと安心です。
カイロを貼る
はちみつが入っている容器をタオルでくるみ
貼るカイロを貼っても良いでしょう。
その場合は、カイロの位置を少しずつずらして
まんべんなく溶けるようにカイロの位置を調整します。
電子レンジを使う
すぐに使いたい時には湯せんやカイロを貼っていては間に合いません。
そういう場合には『電子レンジ』を使います。
様子を見ながら電子レンジで温めると良いです。
あまり温めすぎるとはちみつの栄養素が壊れてしまいますので
短時間で様子を見ましょう。
白く固まったはちみつを溶かしてから食べても大丈夫?
一度固まって結晶化したはちみつは溶かした時に
食べても大丈夫なのか心配になります。
答えとしては『食べても大丈夫』なんです。
固まる原因は気温や振動と言われています。
はちみつそのものが傷んだから固まったという訳ではありません。
だから溶かしてから食べも大丈夫です。
腐るものではないはちみつですが、
開封後は他の食べ物と同じように早めに使い切ることが良いでしょう。
保管状態が良ければはちみつは長期間腐らないと言われていますが、
雑菌などが入ってしまうと傷んでしまう可能性はあります。
容器からはちみつを出す時のスプーンなどの状態には気を付けておくと良いです。
はちみつが固まらないようにする予防策は?
はちみつは置いている場所の気温が下がることで白く固まってしまうことから
保管する環境を結晶化しない場所に変えることが良いです。
15℃以下になると徐々に固まってくることから
家の中のあまり気温が下がらない場所が良いでしょう。
冷蔵庫に入れたら結晶化しますので
はちみつは常温で保管します。
直射日光もはちみつにとってはよくありません。
気温の変化が少なくて直射日光が当たらない
戸棚の中などが良いでしょう。
自分の家の中ではちみつが固まらない場所を探して
保管場所をそこに決めてしまうと良いでしょう。
最後に
便利に使えるはちみつですが、冬になると白く固まってしまうのが
気になっているという人も多いでしょう。
白く固まった原因が気温や振動の影響であって
はちみつが傷んだわけではないと分かれば安心して使うことができます。
ちょっとした工夫ではちみつを上手に使っていきましょう。
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