アニメ化していて面白いと思う漫画の一つに『夏目友人帳』があります。
この作品にはいわゆる『妖怪』が出てきますので
普通の人には視えないものが苦手という人には向いていません。
怖いシーンなどもあり苦手な人には難しいかもしれませんが、
ストーリー展開としては人間として生きることについて考えさせられるような
深い部分が多く描写されているので妖怪などが苦手ではない人にはぜひ触れて欲しい作品です。
夏目友人帳は続きが気になる漫画。人間の本質を考えさせられます
作品紹介です。
タイトル:夏目友人帳
作者:緑川ゆき
掲載誌:LaLa、LaLaDX
漫画は現在も連載中で最新刊は27巻で予約を受け付け中です。
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主人公は夏目貴志という男子高校生
普通の人には視えない『妖怪』が見える体質のため
周囲からは変な人という扱いをされている。
家族を早くに亡くしたため、親せきの家をたらい回しにされ
現在は遠縁の藤原家にお世話になっている。
たらい回しにされた理由は妖怪などが見えるため
変な行動をしているので気味が悪い子どもというレッテルを張られてしまい
踏み込んでくれる人がいなかったためと思われます。
特にまだ幼い頃には自分には見えているけれども
人には視えないということを理解していないため
嘘つきと言われることが多かったようです。
そのため積極的に周囲と関わろうとせず
独りぼっちでただ生きてきたという少年が主人公です。
藤原家に引き取られてきてからストーリは始まります。
祖母の夏目レイコが残した『友人帳』という遺品を手にすることで
大きく変化が訪れます。
友人帳を狙う妖に命を狙われるようになるのですが、
逃げている途中に斑(まだら)という妖怪の封印を解いてしまいます。
斑と自分が死んだら友人帳をあげるという約束を交わし、用心棒になってもらいます。
友人帳を狙う妖怪、名を返して欲しいと尋ねてくる妖怪、
レイコに会いにくる妖怪などと関わることで少しずつ夏目にも変化が出てきます。
同じ高校に通う友だちの一部には妖怪が見えることを打ち明けられるようになり
また友達が増えたり、生活が大きく変化してきます。
妖怪に対してもただ憎い存在というだけはないことを知り
夏目が本来持っている優しさに触れることにより妖怪の方も慕ってくれるものが出てきたり
独りぼっちで生きてきた夏目の周囲はどんどん賑やかになってきます。
同じように妖怪が視える味方が増え、敵なのか分からない人に出会い
人間として成長していくというストーリーです。
夏目友人帳の見どころは
・夏目が妖怪と交流することで人ともつながりがもてるようになってくるところ
妖怪に出会ってもどうすることもできなかった夏目が
斑(にゃんこ先生)と対応していくことで悪い妖怪ばかりではないことを知ったり
祖母との思い出に触れることができたりするようになり
自分の生き方を見つけていくことができるようになってきます。
あまり表情がなかったところから笑ったり怒ったり
感情が豊かになってきます。
その少しずつ変化していくのが一番の見どころだと思っています。
また祓い屋という人たちが出てきて物語は変化を見せます
微妙な人間関係を築きながらこれからどのようにストーリー展開するのかが
楽しみな作品です。
アニメを一気に見たいという人にはユーネクストがおすすめです。
現在のところ夏目友人帳ほとんどの作品が観ることができます。
今は6期まで放映されています。人気のある作品ですので7期があるのではないかと思います。
個人的に推しのキャラは『名取周一』さんです。
多分、夏目にとっては味方となる人だと思いますが、
まだ謎に包まれている部分が多く、俳優として活動している傍ら
祓い屋として出没したりミステリアスな人です。
妖怪と出会い、妖怪と別れることが多いので
切ないなと思うことが多いです。
読んでいて涙が出てくる場面も多く、
妖怪と人間の交流に感動することも多いので
子どもにも読んでほしいけれども大人にも触れてもらいたい作品の一つです
まだまだ続くと思われるためじっくりと楽しめる作品だと思っています。
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