アニメを見てどっぷりとはまってしまったのが『宇宙兄弟』
思っていたストーリー展開とは良い意味で違ったのが
逆に私のツボだったみたいです。
猪突猛進的に夢中になって宇宙飛行士になる夢を追いかけて叶えるというような
サクセスストーリーだと思っていたのですが
実際に見てみると良い意味で裏切られ、夢中になってしまいました。
子どもにも見てもらいたいけど大人にも見てもらいたいと思える作品です。
宇宙兄弟は子どもも大人も面白いと思えるマンガ
作品名:宇宙兄弟
作者:小山宙哉
掲載誌:モーニング
2021年8月時点で39巻まで発行されています。
9月に40巻が出版される予定です。
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アニメ自体は終了していますが、原作の漫画が続いてることや
継続して人気も高いことから続きが作られる可能性もあると思っていますし期待して待っている状態です。
アニメは漫画の単行本でいうと20巻の途中くらいで終わっていると思います。
私は先にアニメを見たのでその時はまだ続きがあるんだなぁと思ったくらいでしたが
実際に漫画を読んでみると思わぬタイミングで終わっていることに驚きました。
宇宙兄弟のストーリーは?
タイトル名の通り、兄弟で宇宙飛行士を目指す話です。
主人公:南波六太(なんばむった)は子どもの頃から憧れていた宇宙飛行士を目指すことをやめて
会社員として社会に出ていました。一方、弟の日々人は目指した宇宙飛行士の夢を叶えました。
そして弟の日々人は最年少で月に行くことで注目を集めることになります。
物語のスタートは意外にも弟の日々人が宇宙飛行士となっていて月面着陸のミッションに参加することが
決まったところからです。
『兄とは常に弟の先を行くもの』という信念があるものの
実際には弟の方が優秀であることに若干の劣等感を持っています。
兄を追いかける弟と一緒に宇宙飛行士になる夢を叶えたかったのでしょうが、
現実はそうはいかなかったというところから始まるため、主人公の六太に感情移入しやすい人が多いと思います。
弟は優秀で思ったとおりの道を歩んで行っているけれども
一緒に同じ方向を向いていたはずの兄はいつからか現実を見てしまい
夢を追うことではなく、現実を見ることに意識が向かったのでしょう。
大学を卒業し一般企業に就職するという堅実な道を歩いていたのですが
思わぬ出来事により方向転換をすることになるのです。
このマンガの面白いなと思ったところは、
六太は技術職に就いていたことが結果としてはプラスに働いてくるところです。
回り道をしたように見えるけれども、その回り道をも上手く活用している六太は
実は一番の近道をしていたのかもしれないと錯覚してしまうほどです。
情熱的で一直線に向かった宇宙飛行士になるという夢ではなく
一度は諦めて違う道を歩み、それでもまたチャンスを得て宇宙飛行士を目指す六太
がむしゃらな部分もありながら、冷静に状況を見ることができるという側面もあるため
大人の方が面白いと感じる要素が多いように思います。
子どもにも読んで欲しい漫画ですが一緒に大人が読んでも楽しいと感じるポイントは
たくさんあると思います。
主人公の六太はちょっと抜けてたり、ちょっとずるいところがあったりと
正真正銘のヒーロー的な要素があまりないため、それが逆に親近感が沸くように思います。
肩の力をちょっと抜いてみた方が良いのかもしれないと思えるので
頑張りすぎの人には余計な力が抜けて笑える部分もありおすすめです。
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